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文化的消費活動の日記

つげ義春 『つげ義春日記』

 

昭和50年から昭和55年(1975年〜1980年)の日記。このあいだに息子の誕生、妻の癌、自らのノイローゼという出来事が大きなイベントのように発生している。妻との口論の内容までもが記録されており、こんなことまで書いて公開していて良いのか、と思ったが、案の定この日記の公開によって妻との関係がおかしくなったのだという。読んでいてこっちまで気が滅入ってくる暗い日常。