sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

『日本の昔話1 はなさかじい』

 

福音館のハードカバー本(全5巻)。全体では301話の昔話が収録されているらしいのだが、この一巻目では年明けから春に関連した話を中心に収録しているらしい。子供(6歳)を寝かしつけるときに読むのにちょうど良く、お下劣なやつやちょっとした怪談もあるのだが、大人が読んでも笑ってしまう話もあって良かった。表題になっている「はなさかじい」なんかも、死んだ犬を燃やしたときの灰を撒くと花が……みたいな大事なところは覚えているものの、そこに至る経緯をすっかり忘れている。今回改めて読んでみて「ああ、臼とかでてきたわ、なんか昔読んだな」と記憶の古層が掘り起こされて良かった。読みきかせの際は、子供がわからなさそうな言葉を適宜読み替えてあげると良いです。