sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2024年1月30日、あるいは結局CDが便利

5時過ぎまで寝た。

こないだのポゴレリチからショパンを聴きたい気持ちだったので朝からアファナシエフノクターンを聴く。ノクターンのCDはこれしかなかった。思うにクラシックを聴くときはまだ「アルバム」という単位が有効だし、CDやLPという物理的なメディアを利用して聴くのが一番楽だ。現存の楽曲検索システムと聴取スタイルを鑑みると、クラシックの鑑賞に最適なものはまだ登場していない。先日Appleがクラシック専用の音楽アプリをリリースしていたが、楽曲単位での検索は便利になったものの満足がいくものではない。たとえばショパンノクターンを聴きたい場合、「ノクターンのN番が聴きたい」と個別楽曲まで聴きたいものが定まっていれば良いのだが、「ノクターンを聴きたい」という願望は、多くの場合、だれかのアルバム単位で聴きたい、という形式をとることが多い。このアルバムでのアクセスがサブスクでは異様に難しい。権利関係の問題もあるのだろうが、同じ楽曲が別なアルバムとしてまとめられていたりややこしい。ちまちまとスマートフォンやPCで探すよりもずっと棚に入っているCDを探したほうが願望を満たすまでの速度がでる。自分がもっていないアルバムでなにかいい演奏がないか探索する場合サブスクは便利なのだが。

そんな気持ちに乗ってポゴレリチのボックスを注文してしまった。

昼にジム、胸、腕。時間なく腹筋をする余裕なし。

あっという間に夜。