sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2021年1月16日、あるいはランボー

 ジョージ・P・コスマトスランボー/怒りの脱出』

 これも全然覚えていない映画。去年『ランボー』を観て、竹の罠に刺さるやつはこれじゃなかったか、と思っていたし、熱したナイフでやられるやつはこれじゃないのか、と思っていた。熱したナイフは、これか!! それにしてもランボー、なんて悲しい目をしたやつなんだろう。はじめから悲しみを帯びている。クリシェとして「悲しい目をしている」という表現があるけれど、もうなんか、このスタローンの悲しい感じは、そのクリシェを上書いてしまって「ランボーのときのスタローンみたいな目」と言っていいぐらいだ。やるせない気持ちになる。女工作員の死亡フラグ立ったあとの即死具合もすごい。

1時半ごろ寝た。

起床

8時ごろ。今日はウィークエンドサンシャインはお休みで、世界の快適音楽セレクションのスペシャルだった。ホットサンドを作って食べる。

掃除をして、Hの上履きを洗う。その後筋トレ。背中、上腕三頭筋

ラジオを聴きながらHとお話したり。ベラ・フレック(ハイテクバンジョー奏者)のバッハが流れていた。

初詣へ出かける。おみくじも売ってなくてなんもなかった。昼食はファミレスで。

帰宅して昼寝しながら届いていたCDを聴く。

Sketch Show / tronika

tronika

tronika

  • アーティスト:sketch show
  • 発売日: 2003/02/26
  • メディア: CD
 

2003年。もはやかなり懐かしい音像。だが、それゆえに一層ノスタルジアを誘う音でもある。

おやつは先週買った羊羹など。

夕方買い物へ。

帰宅してヱビス。Hと『怪獣総進撃』を観ながら夕飯を待つ。40分ぐらいまで観れたが全然怪獣がでてこない。夕食とともに日本酒。

ストレッチ。いつからはじめたか忘れてしまったが、だんだん伸びてきている感じはある。これも積み重ねだな。

風呂。タオルギャザーと交互浴。

寝かしつけから起き出して『続・丹下左膳』を観はじめる。

マキノ雅弘 『続・丹下左膳

続・丹下左膳

続・丹下左膳

  • 発売日: 2020/09/19
  • メディア: Prime Video
 

 1953年。山中貞雄の『百萬両の壺』以来だが、あまりに丹下左膳のキャラクターが違うので面食らった(そして、また田中春男がでてくる!)。冒頭からハチャメチャにブチ切れまくって大立ち回り。図らずも『用心棒』に引き続き団扇太鼓を叩く日蓮宗的なモチーフ(?)に出くわしているが、この文化的背景が全然わからない。昔はもっとこういう宗教的モチーフが身近だったんだろうか。刀にとり憑かれて辻斬りを繰り返す、というのもなんか『エクソシスト』とか『オーメン』みたいな雰囲気がある。
澤村國太郎は『百萬両の壺』でも似たような役をやっていたが、気になって調べてたら、え、この人が長門裕之津川雅彦の父親だったの! そんで加東大介とも兄弟だったの! と驚いた。

2021年1月15日、あるいは中谷美紀

起床

6時ごろ。寒くて起きられない。毎朝いつまでも布団のなかにいたがるHの気持ちがよくわかる。筋トレ。胸、上腕二頭筋。筋トレ後、写真を撮って過去と比べてみる。半年前のかなり絞れていた時期と比べてみると写真上はあまり変化がない。よく見ると脂肪が乗っているのがわかるが、明らかに劣化はない。劣化も進歩もない。変化に時間がかかるがじっくりとやっていくしかない。

今日も朝からエアコンを稼働しているが、今日は外気温が低いせいか、足元が冷える。

昼食は外で。ユニクロでパーカーが安くなってたので買う。スシローでタンパク質が多いメニューを執拗に食べて高速で離脱。ブロッコリーのサラダまであり、トレーニー向けになっている感じだ。

 中谷美紀 / Pure Best

中谷美紀 Pure Best

中谷美紀 Pure Best

  • 発売日: 2016/11/16
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 ひたすら「MIND CIRCUS」を聴いていたし、ずーっと口ずさみながら、脳内に流れながら仕事をしていた。昨日聴いたカヴァーはほぼコピーなのでオリジナルを聴く。やはりオリジナルの中谷美紀の絶妙な声の細さが最高だ。ヴォーカルはダブルで録っているのだがそれがより儚い感じを演出している。『食物連鎖』も『cure』も無論CDで所有しているのだが、サブスクでベスト盤。ベストに編集するほどヒット曲も隠れ名曲みたいなのもないだろう、と思うのだが。いつかワーナー時代の曲もコンパイルしたベスト・オブ・ベストを編集してほしい。いや、普通にプレイリストを作れば良いのか……。

 シューマン: 交響作品全集第4巻

 シューマンのヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲を収録。ヴァイオリン独奏はコパチンスカヤ。この演奏は正直イマイチピンとこなかったのだが(コパチンスカヤの個性がシューマンの独特なオーケストレーション、楽想において埋もれてしまっているような)、ピアノ協奏曲のほうが面白い。ピアノはデネーシュ・ヴァーリョンというハンガリー出身の人らしいのだが、冒頭からかなり自由にテンポを揺らしていて自由闊達な感じである。久しぶりにシューマンオーケストレーションを聴いた気がするが、もうちょっとシュッとならなかったのか、と思ったりもする。全体がフォルテになるところで、こう、曖昧模糊とした、音が塊で曖昧に大きく鳴っている感じ、それがシューマンらしさ、といえば、そうとも言えるのだが。弦楽器の刻みの繰り返しとかも、めちゃくちゃ独特だよなあ。

夕食とともにヱビス。日本酒。マテ茶。風呂でタオルギャザー。

Hを寝かしつけてからストレッチ。

なんか痛快な映画が観たくなり『用心棒』。もう一本ヱビス、そしてハイボール

黒澤明 『用心棒』 

用心棒

用心棒

  • 発売日: 2015/04/22
  • メディア: Prime Video
 

 15年ぶりぐらいで観た。冒頭からでてくる怒り狂った親父からして顔が良すぎる。現代日本映画の批評で「いまの日本映画に足りないのは汚れのリアリティだ」という話を読んだ覚えがあるが(たしかジョジョ実写に関してだったと思う)、この映画の全体的な汚さを言祝ぎたい。人間の手首を加えた野良犬!(ブニュエルの『皆殺しの天使』を思い出してしまったが、両者はほぼ同じ時期の映画)そして、ジェリー藤尾の顔は『マッドマックス』のようだ。面白すぎ。日本映画史のなかで黒澤は評価が高すぎる、と最近日本の古典映画を観ていて思ったが、ちょっとこの映画は突き抜けた面白さがあるよなあ。喜劇としてのチャンバラ/時代劇。中盤、襖が空いた瞬間に鳴り響くラテンのリズム! このアイデアはすごい。文化の循環。まったく筋を覚えていなくて覚えているシーンは全部『椿三十郎』だったが。ラストの気が狂った絹問屋のシーンは、今では描けないやつ。

2021年1月14日、あるいはMIND CIRCUS

起床

コロナ時代の『美味しんぼ』について考えてたら日付が変わってしまった。早く寝ようと思ったのに。6時すぎに起床。背中に筋肉痛がきている。というか全身が筋肉痛だ。そんななか筋トレ。下半身。

 なんかハマッちゃってずっとコロナ時代の『美味しんぼ』を考えてしまっていた。

黙々と仕事。

昼食。買い物ついでに外へ。

菊地成孔 / 機動戦士ガンダム サンダーボルト OST

アニメは観ていないが、試しに聴いてみたら普通にめちゃくちゃ良いジャズ・アルバム。ドルフィーみたいな曲で梅津和時バスクラを吹いておりカッコ良かった。DCPRGの「RONALD REAGAN」に至ってはこちらのヴァージョンのほうがカッコいい気がする。

スーパーでピザを買って食べる。

この冬はオイルヒーターを使ってみていたが、今朝になって「エアコンのほうが温かい(うるさいけど)」という見切りがついてエアコンに切り替えた。そういえば加湿機能も空気清浄機能もある協力なエアコンなのだった。

 與那城美和 / Myhak Song Book "Ima"

Myahk Song Book "Ima" [Explicit]

Myahk Song Book "Ima" [Explicit]

  • 発売日: 2018/01/20
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 こないだのウィークエンド・サンシャインの特番に出演していた宮古島の歌手。ラジオではコントラバス奏者とのデュオでライヴをやっていたが、これはアカペラ。宮古島に伝わる古い歌を録音している。良い。

夕飯。ヱビス。日本酒。マテ茶。その後、ストレッチ。

風呂。ひさびさにHと音楽を聴きながら入る。タオルギャザーと交互浴。

Tokimeki Records / MIND CIRCUS(feat. ひかり)

MIND CIRCUS (feat. ひかり)

MIND CIRCUS (feat. ひかり)

  • 発売日: 2021/01/02
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

80-90年代の名曲をカヴァーするユニットらしい。この選曲がヤバい。90年代後半のポップな坂本龍一の仕事(まだ評価が定まっていない面白い時期だ。カクトウギセッションとともに)がこんな取り上げられ方をするとは、と意表を突かれた。

10分聖書

『エフェソの信徒への手紙』読了。『フィリピの信徒への手紙』読了。

カエターノの自伝へ。中盤に入ったがこの辺は自伝というよりも60年代後半のトロピカリーアのアイデアがそれ以前のブラジルの文化と、さらには同時代のヨーロッパやアメリカの文化とどう関係していたのかを分析した当事者からの批評となっている。リスペクトールの名前も出てくる(自分が唯一読んだことがあるブラジルの作家)。

 

 

 

2021年1月13日、あるいはマグロ

起床

6時過ぎ。筋トレ。肩、腹筋。

Aが買った筋膜リリース用のローラーがリビングにあったので試してみる。筋膜リリースがなんなのかわからないが痛気持ち良い。

仕事をしていて足元が冷えるのが気になる。

jbpress.ismedia.jp

非常に良かった記事。『つけびの村』以降、藤原ヒロシのノンフィクション好きを知ったけれど、視点もカヴァーしている領域も面白いなあ。後編も良かった。なんというか筋を通すことって大事だよなぁ、とか思う。このJBpress autograhというメディア自体も初めて知ったが質が高そうだ。

tronika

tronika

  • アーティスト:sketch show
  • 発売日: 2003/02/26
  • メディア: CD
 

 いつのまにかsketch showがサブスクで聴けなくなって久しい。急に聴きたくなったので注文する。

昼食。外に出る。途中、公園で懸垂。マクドナルドばかり行ってると精神に良くないのでスシローへ。ワサビが欲しいな、ってときにちょうど回ってくると気持ちがいい。調子に乗って1800円ぐらい食べてしまった。スシローでマグロの赤身だけ5皿ぐらい食べて離脱する、というのはタンパク質摂取的には良いのかも。昼食後コーヒー豆を買って帰る。

NHKプラスで「100分de名著」の『資本論』第2回。資本の価値増殖の運動というアイデアは、ヘーゲル弁証法そのものなのかな、というイメージがつく。一方で、SNSWebサービスの利用によって表示される広告によって(知らず知らずのうちに)人の欲望が刺激されることを「悪」だと評価しているのには疑問。どうなんだろうか。
そもそも当番組中での資本主義批判が、『マルクス哲学入門』で言われているようなまるっきりの資本主義から抜け出した新たな社会の構築、ではなく、資本主義の非人間性をマイルドにしただけの、労働による疎外を黙認するかのような形にとどまっているような気がする。資本主義の分析については『資本論』のエヴァーグリーンなところを抜き出しても良いが、その批判についてはマルクスじゃなくても良くねえ? ってなる。

note.com

 最近、ほしいメガネがあってレンズ込みで5万円ぐらいしてずーっと悩んでいる。買える金額なのだが踏ん切りがつかない。悩んでいるあいだになぜかJINSで見つけた安いけど、変態っぽいメガネの存在を思い出して、そっちを買うことに心が動いた(オンラインでクーポンを使って買った)。こうやって散財して安物買いの……みたいなことをしがち。レコードとか本とかちまちま買ってるし、そのちまちまがあればメガネなんか買えるのに、と思う。

f:id:Geheimagent:20210113173721j:image

一昨日注文した隙間風防止シールを貼ってみる。いい気がする。

夕食。ヱビス。日本酒。マテ茶。ストレッチ。風呂でタオルギャザーと交互浴。

 コパチンスカヤイル・ジャルディーノ・アルモニコジョヴァンニ・アントニーニ / ヴィヴァルディ、その先に

 ヴィヴァルディとイタリアの現代作曲家(さらにバルトーク)をコンパイルしたすごいアルバム。これも勢いと圧力がエラいことになっている。イタリア現代の作品では、ソッリマの楽曲がエキゾチックな響きがあって良い。バロックと現代がリニアにつながっていくような様はミックステープ的な世界かも。あるいはシュニトケの音楽を彷彿とさせる。

10分聖書

『ガラテヤの信徒への手紙』読了。『エフェソの信徒への手紙』第1-4章。

カエターノの自伝へ。

サウダーヂは、ポルトガル・ブラジルの叙情における常套句であり、語源が不明であるのに加え、僕らのあり方に特徴的な何か明らかにする意味領域を持つがゆえに、ポルトガル語を象徴する言葉だ。(P. 243)

2021年1月12日、あるいは妄想

起床

7時ごろ。起きて餅を焼いて食べる。今年はコロナ蟄居で餅をずーっと食べそうな気がしたからたくさん送ってもらったのだった。

仕事。引き続き作業環境を見直していて、Web会議は音声はiPhone + ヘッドセットで、画面はPCないし、iPadで見る、というのが最適解な気がしてヘッドセットの接続先変更をする。

 今使っているゼンハイザーのこのヘッドセットはやはり良いのだが、2台のデバイスに同時接続できるのだけれど、1つのデバイスで会議に出ている際にもう一つのデバイスで音声がなると会議中の音声が途切れてしまうので結局1on1で接続しておくのが最適、ということに気づいた。

アメリカ発で日本でも流行っている陰謀論についてインターネットで読み、どこからこんな言葉が生まれてくるのだろう、と強い興味を持った。精神病理学の知見を借りてくるならば、端的に統合失調症の関係妄想にすぎないのだが、まったく了解不能である。そうした言葉がインターネットによって伝播することで二次妄想を引き起こしている……と考えるならば、これは情報リテラシーの問題でなく、医学的な問題として捉えていく必要があるだろう。必要なのは情報を分別する力ではなく、適切な治療である。

sekibang.hatenadiary.com

 時間がなくて昼も餅。餅にプロテイン、みたいな貧しい食事だが、会議に出ながら食事する、みたいなのよりはマシ。

 仕事しながら急に「ユニクロの布マスクを洗って使うよりも、不織布マスクを使い捨てたほうが善なのでは」という霊感が降りてきてAmazonで国産マスクを注文した。

夕方あまりに体のこわばりを感じたので、重量を持たずにスクワットをする。50回。伸びるときにつま先立ちになるまで伸びてみる。さらに腕を動かし、肩甲骨をあげるような動作も加える。ちょうどスキージャンプの選手が高く飛び上がるような姿勢。さらに50回。

絶対はずさないおうち飲みワイン (朝日新書)

絶対はずさないおうち飲みワイン (朝日新書)

  • 作者:山本 昭彦
  • 発売日: 2021/01/13
  • メディア: 新書
 

 A社のIさんが編集したという山本昭彦の本が新しく出ていたので注文。この人のワインについての語り口は絶妙にキザで最高。

夕食とともにヱビス。そしてマテ茶。ストレッチ。『ウルトラマンZ』を観る。ブルトンが出てきて、時空が歪み、その歪んだ時空のなかでは人が強く願った時と場所にワープできるようになる、という。劇中、無意識というキーワードもでて、なるほど、シュールレアリスムブルトン)と精神分析か、と思った。

 コパチンスカヤ カメラータ・ベルン / Plaisirs Illuminés

Plaisirs illuminés

Plaisirs illuminés

  • 発売日: 2021/01/08
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 現役演奏家のなかでももっとも尖ったセンスの持ち主のひとり、コパチンスカヤの新譜。ハンガリーの作曲家たちにヒナステラ、そして1985年生まれのスペインの作曲家、コーイの作品を取り上げている。改めて彼女の音楽を聴いていこうという気になる。クルレンツィスとも共演歴があったと思うが、彼と並んで注目すべき鬼才であり、鋭さで言えばコパチンスカヤのような数段上のようだ。演奏効果が劇的な現代音楽(要するになんか聴き映えする音楽)中心とはいえ、マーケットに対して挑戦的である。

風呂。タオルギャザーと交互浴。

寝かしつけからギリギリ復帰。

10分聖書

『コリントの信徒への手紙 二』読了。

私たちは肉において歩んでいますが、肉に従って戦っているわけではありません。(第10章)

カエターノの自伝を開く。


徹子の部屋 内田光子

Twitterで知った動画。こんなに長くこのピアニストが喋っている映像は初めて見た気がする。すごい映像。

2021年1月11日、あるいはレッドキング

川島雄三洲崎パラダイス 赤信号

洲崎パラダイス 赤信号

洲崎パラダイス 赤信号

  • メディア: Prime Video
 

 1956年作。たしか細野晴臣の最近のアルバムのライナーノーツにこの映画への言及があって気に留めていたのだと思う。江東区にあった赤線地帯「洲崎パラダイス」でロケをしたドラマで、60年以上前の東京の風景が映るのがまずは面白い。冒頭は勝鬨橋からはじまるのだが、そこには着物姿の力士が2人映り込んでいて、土地の磁場のようなものを画面から感じるし、途中の神田のシーンではニコライ堂の屋根らしきものが背景に映っている(おそらく現在は周りの建物によってあんな見え方はしない)。あと飲み屋で結構酒飲んでた人が平気でバイクに乗って帰っちゃう。ギョッとする。
映画自体は冒頭から三橋達也の病気を疑われるほどに煮え切らない、それにしても甲斐性もなにもなさすぎだろう、という演技にテンポの悪さを感じるのだが(それが途中で憑き物が落ちたように快活になっているのだから、ちょっと本映画における新珠三千代はサゲマンすぎなのではないか)、小沢昭一がピンポイントででてくるところでグッと雰囲気が良くなる。ダメ男とそれを捨てきれないダメ女のグズグズした感じは、今をもって古びない感じはあるが、このラストに耐えられるのは、まだ先行きになにかあるという期待がある時代だったからなのでは、とも思う。

映画を観終えたら1時を過ぎていた。

起床

7時半。朝食後にウルトラマンZを観ていたら、ウルトラマンレッドキングのつがい(卵を守っている)の片方をそうとは知らずに爆殺してしまい、自分の父親を怪獣かなんかに殺された過去と重なって苦悩する、という重い展開になって震えた。

筋トレ。背中、上腕三頭筋

レコードを聴く。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by mstk (@mk_sekibang)

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by mstk (@mk_sekibang)

昼食後、昼寝。子供の頃の休みのとき、みんな昼ごはんのあとに昼寝していて放っておかれていて、それでとても退屈だったのをよく覚えているのだが、今は自分が昼寝をしないと1日耐えられない。

引き続きレコード。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by mstk (@mk_sekibang)

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by mstk (@mk_sekibang)

なんか思い立って玄関とリビングのあいだのドアにこういうものを使うとより暖かいのでは、という気持ちになって注文する。

自転車で外出。寒い。百貨店で日本酒と羊羹を買う。

f:id:Geheimagent:20210111170229j:image

さらにクラフトビールの店でビールをテイクアウト。宇宙ブリューイングのBig Bang IPA。毎度ここの醸造所はクオリティが素晴らしい。レアだが飲む価値あり。

真っ暗になるまで公園でボール遊びをして帰る。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by mstk (@mk_sekibang)

買ってきた日本酒を開けたがワイングラスで飲むようなタイプではなかった。

酒飲みながら朝のウルトラマンZの続きを観る。やはりレッドキング爆殺が外傷化したような描写が継続されるのだが、これは外傷に対する理解がユルいというか外面的な気がする。精神分析的に描くのであれば、もうひとつ話をかまして、レッドキング爆殺によって他の怪獣を殺せなくなった理由がわからない(つまり、父親の死因とのリンクを主人公が理解していない)という形に描くべきだろう。そして、その傷は他者によって発見されるべきだ。トラウマは本人には把握されない形で存在する(無意識に刻まれていふ)、という原則は『ポケットモンスター サン&ムーン』のリリーエ(ポケモン接触できない(病)を抱えている)では忠実に守られていた。しかしそれでも、第12話「叫ぶ命」は素晴らしい回。エヴァみたいな感じがありつつ、最後までキングジョーがどうなるかわからないスリルがあった。

その後、ガンダムのサントラを聴きながらガンダムごっこ。完全にオタクの遊び。

ストレッチ。風呂でタオルギャザーと交互浴。

少し日本酒を飲みすぎたせいか、寝かしつけから朝まで寝る。

2021年1月10日、あるいはビームライフル

起床

次パソコン買うならLenovoThinkpadも堅牢な感じがして良いよなぁ、とか思い始めて色々調べてたら1時近くになっていた。7時過ぎに起きる。朝食後筋トレ。胸、上腕二頭筋

昨日に引き続き段ボール工作。ガンダムビームライフルを制作。

f:id:Geheimagent:20210110094340j:image

f:id:Geheimagent:20210110094345j:image

f:id:Geheimagent:20210110094404j:image

スコープとグリップを可動するように工夫。シールドも作るよう言われたが疲れたので勘弁してもらったらブロックの箱で代用していた。

届いていたカセットテープを聴いている。4巻は普通に聞けたが、5巻は3巻と同じような症状がでるのでピンチローラーを掃除してみたり。

Hが外に遊びに出かけたのでひとりでコーヒーを飲んでぼーっとする。

ドゥームズデイ・クロック (ShoPro Books)

ドゥームズデイ・クロック (ShoPro Books)

 

買って積んでた『ドゥームズデイ・クロック』を開く。『ウォッチメン』の続編。

昨日洗濯機のメンテナンスをしたおかげか、やけに早く洗濯が乾燥まで終わる。

f:id:Geheimagent:20210110123626j:image

昼食後にレコードを聴く。最近ようやくクリーニングスプレーを買ったので掃除しながら聴いていく。

Maiden Voyage [12 inch Analog]

Maiden Voyage [12 inch Analog]

  • アーティスト:Hancock, Herbie
  • 発売日: 2014/04/22
  • メディア: LP Record
 

Hを昼寝させるためにドライヴへ。本屋の駐車場に車を停めてラジオを聴きながら読書。本屋でウルトラマンの本を買う。

その後、レコ屋へ。『The Nightfly』注文してたところで、中古で見つかる(買った)。

遠藤正明 / ご唱和ください 我の名を!

帰りの車のなかで聴く。テレビで観ているときは聴き流していたが完全に北欧メロディックスピードメタルの編曲でこんなバスドラドカドカな曲を子供に聴かせていいのか、って思う。しかしながら歌詞が直球で良くて親目線で聞くと涙が出る。「一番大事なモノ一体なんだい?/この命と引き換えにでも守ってやるぜ/誰の為にこの力はあるんだい?/本当の優しさの意味を探している」。

おやつを食べて買ってきたレコードを聴く。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by mstk (@mk_sekibang)

ヱビスを飲みはじめる。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by mstk (@mk_sekibang)

Tokyo Moonを途中から聴きはじめる。その後Barakan Beatへ。ロンドンだか、イギリスで2020年に一番売れたレコードのランキングが話題になっていて、シングルの1位がJoy Divisionの「Love Will Tear Us Apart」だったという。ポストモダンって感じだ。アルバムではトップ10内にPink Floydの『狂気』が入っていた。

夕食とともにヱビスをもう一本。

食後にストレッチ。Hのひらがなドリルを一緒にやる。

風呂。タオルギャザーと交互浴。

今日の寝かしつけは『ポケットモンスター ココ』とガンダムの話。

起き出して氷をいれないハイボールを飲みながら、マキノ正博『鴛鴦歌合戦』を観はじめる。

マキノ正博 『鴛鴦歌合戦』

鴛鴦歌合戦

鴛鴦歌合戦

  • メディア: Prime Video
 

 1939年。戦前のオペレッタ映画で時代劇で和ジャズ(とでも言う他ない)が鳴り響く快作。戦前日本の文化水準の高さに驚愕する。志村喬がでているのだが、当時34歳だったというのだからこれもまた驚きで(しかも歌が上手い)昔の俳優は本当に「芸能力」が高いよな、と感心した。そしてディック・ミネ(男性器を意味する英俗語を芸名に採用するそのセンス!)の歌唱を初めて見たが、これまた面白くてこの時代の日本のポップス(歌謡曲以前、と言えるだろう)を掘るのも面白い気がしてきた。音楽の大久保徳二郎は、服部良一の弟子だったらしい。