sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2022年6月7日、あるいは北斎、ヤバい

4時過ぎに起きる。昨夜は普段よりも少し早くベッドに入ったのでスッと起きれた(最近はずっと3回ぐらいスヌーズをかけて、ようやく起きてた)。ちょっと楽しい夢を見た気がするが日記を書く頃には忘れた。筋トレ、背中、上腕三頭筋

Nightly Newsの最新動画がきていなかったのでThis Morning’s Headlines(6月6日分)。テキサスでの銃撃以来、全米で30件以上のmass shootingが発生している。アメリカではガソリン価格の上昇が止まらず、その影響で1年前に比べてガソリン消費量が3%減っているらしい。

チームに配属された新人とのランチミーティングのため出社。天ぷらを食べる。「こないだ鳥貴族に行ってさ」みたいな話をしたら「チェーン店にも行くんですね」という反応をされた。どういうイメージを持たれているのか。食後に北斎。ヤバすぎ! グッズ・コーナーで版画の復刻版を売っている女性に「展示物はもともとああいう色なのか、ものによってかなり色の濃さが違うが、劣化によるものなのか、プルシアンブルーはかなりハッキリ色が残っているがそれは合成顔料だからなのか?」みたいな質問をしたら丁寧に教えてくれた(客でもないのに)。今回の展示物はかなり状態が良いもの、ということだった。


展示内の説明には富獄三十六景のブレイクは風景画の浮世絵というジャンル自体をも確立するきっかけとなったみたいなことが書かれていたが(当然、それ以前にも日本画において風景は描かれていたわけだけれども、それらは背景に過ぎず、観光名所や実際の風景自体が主題化され、鑑賞の対象になるきっかけとなった、という理解をした)、この風景画にはひょっとして17世紀のオランダ絵画の影響があったりするのか!? と妄想する。実際、20代で北斎は西洋風の遠近法を身につけており、西洋風の風俗画を描きもし、ヨーロッパの絵画も所有していたらしい。オランダ絵画の日本での需要は、18世紀後半から本格化されており、北斎の生年(1760年生と言われている)とも重なっている。

Prism IV

Prism IV

Amazon

デーニッシュ弦楽四重奏団デンマーク弦楽四重奏団、という表記が正かもしれないが、固有名となっている英単語を意味で読み替えて表記することが良いのかよくわからない)のベートーヴェンのシリーズ最新作。通勤時に聴く。やはり溌剌としていて良い演奏。メンデルスゾーンの演奏もすごく良い。

夕食後にボクシングの中継を観る。メインイベントの前が実力差がすごい試合で、ちょっと観ていて気分が悪かった。弱いほうがなんらかのチャンスを掴んでほしい、と願いながら観た。メインの井上尚弥対ドネア戦。圧倒的な勝利だったがそのパンチよりも1ラウンド中盤でロープ際に詰められた瞬間、井上がそこから抜け出るところに見どころを感じた。