sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

マイケル・ロップ 『リーダーの作法: ささいなことをていねいに』

著者は数々の有名テック企業でマネジメント経験を持つ人物。エンジニアのチームにおけるリーダーシップについて書かれた本だけれど、とくに業界を限定せずに読める本だと思う。気に止まった部分のエッセンスを書き残しておくと「メンバーが気持ちよく働けるように配慮して全体の方向性を指し示すのがリーダーの役割。マイクロコントロールみたいなのはNG」みたいなことが書いてある。あと1on1を設定しろ、とか(これは本書の超序盤にでてくるので早速自分のチームでも1on1をはじめた)。

良い本……なのかなぁ、これ。褒めている紹介記事がたまたま目に入って読んだのだけれど、本書の全体が「○○したほうが良い。やり方はこう」のようなHow Toスタイルで執筆されておらず、ふんわりとしたエピソード集のように書かれているのでめちゃくちゃまだるっこしい。