sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2023年3月22日、あるいは筋肉質な本棚

4時半に起きる。英語ルーティン。英語のハノンでかなり苦戦。15周して70%ぐらいの完成度でやめる。途中でまた本棚からスキャンする本を抜いたり。聖域にしていた音楽関連の本についても手をかける。村上春樹も近年の作品はスキャンしてしまうことにした。昨日抜いた本もあわせて大きめのダンボール1箱分ぐらいになる。時間をかけてもっと筋肉質な本棚を作っていきたい。

Hを幼稚園に送ってから筋トレ、腹筋。それから子供が触れないようにしまってある裁断機を取り出してスキャン作業を進める。

 
 
 
 
 
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すでに上映が少なくなってる「Winny」を観る。東出昌大はやっぱりすごい。

帰ってまたスキャン作業の続き。今日は20冊ほど処理できた。

作業しながらクーベリックマーラー全集を聴く。《復活》。オーケストラはバイエルン放送交響楽団で、金管の乾いた響きが好ましい。マーラーの全集ではテンシュテットのものがバランス良く演奏の質が保たれていて好んでいたが、クーベリックのものも良いかも知れない。テンシュテットの密度が高い、枠にカチッと嵌るような演奏と少し違って、流れるところは流れ、締めるところは締める、しかし全体としてはソフトな印象でまとめているような感じ。とくに中国的な、エキゾチックなメロディやフォーキーな旋律の部分が際立って聴こえる。合唱や歌手も素晴らしい。

夕方、Hを迎えに行ったのち、少しサッカー。また上手くなっている。すぐに練習相手になれなくなりそうだ。

風呂に入る前に本棚を眺めていて千葉雅也の『アメリカ紀行』を手に取る。小説のような書き出し。こういう風に軽やかに入っていきたい。