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文化的消費活動の日記

2023年4月3日、あるいは寂しい

4時過ぎに起きる。朝イチで出社予定があったので少し早めに起きたが嫌な夢を見た。そして坂本龍一の訃報を知る。なんかとても悲しい。せっかく少し早く起きたのにやや呆然としてしまった。英語ルーティンを終えてラジオをつけると、ちょうど坂本龍一を追悼する内容。

ひさびさに満員電車。昨晩の細野さんのラジオを聴きながら移動。3年以上ぶりにクライアント先で仕事した。夕方になって猛烈な花粉症の症状。ショック症状のように涙が出る。

帰りに吉松隆を聴く。このCDが一番好き。学生時代に先輩から借りてよく聴いたものだ。

昔を思い出し、しんみりしたなかで「Riot in Lagos」を聴いたら涙が滲んできた。自分が存在を知ったときにはすでに「世界のサカモト」であり、アホアホマンであり、森オッサン チョイチョイ キリキリまい、であった。高校生の頃に「Zero Landmine」があり、『1996』とかを聴くのは大学生の頃。YMOをしっかり聴いたのはもっと後になってだったと思う。ソロを熱心に聴くようになったのは、本当にごく最近に過ぎない。すごく時間をかけて好きになっていった感じがする。それこそ、学生時代、現代音楽を熱心に聴いていた頃は、現代音楽の手法を収奪する悪しき存在だと思っていた。とにかくもう新作を聴けない、というのがとても寂しい。これからもっと良くなりそうだったのに。