sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2023年11月4日、あるいはマウスピース

7時半まで寝る。背中に強めの筋肉痛。早起きしてトレーニングはできず。朝食を食べて雑務を済ませ、歯医者にいく。こないだ作ったマウスピースの受け取り。

f:id:Geheimagent:20231104102922j:image

歯医者がジムの隣なので早速試してみる。力が入るときに適度な食いしばりができるようになって良い気がする(今までは力を入れるときに顎が出てた)。胸、腕、トレッドミルトレッドミルの練習効果がでていて、昨日と同じような負荷のあげ方でも心拍数が180とかに達しない。

帰宅後、昼食を食べ、車を拭いたり、買い物に行ったり。ドラッグストアでH用の栄養ドリンクを買ったらレジで「子供用ですけど、大丈夫ですか?」と訊ねられる。俺が飲むわけじゃねーよ、と思う。

 
 
 
 
 
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その後、届いていたレコードを聴く。「ゆでめん」。実はちゃんと聴いたことなかったんではないか。

El Búhoの新譜もでていた。かなり最高。

Strata [Analog]

Strata [Analog]

  • アーティスト:El Buho
  • Wonderwheel
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夕方に昨日から読み進めていた「ユリイカ」の坂本龍一追悼特集号を読み終える。

冒頭の大貫妙子へのインタヴューが反則級の良い内容。また高橋アキの文章では《---分散・境界・砂---》という「若い作曲家」時代の作品にたいする作曲家自身の解説が引用されている。現代の音楽の「歴史の終わり」が強く意識された文章だと思われ、その意識はその後の《LIFE》にも繋がって読める。また、千葉雅也の文章の明晰さも素晴らしく、小難しい概念によって坂本龍一をこねくりまわすことなく、その偉さや存在の稀有さを言い表している。大友良英が参加している鼎談も面白かった。しかし、ある若手の批評家の文章は冒頭から、逆説によってなにか言ってる風にするやつで萎えたし、また別な若手の批評家の文章からは「自分が知っているものには限りがありますが、むしろ、知らない方ですが、それでもなにか語らせていただきますと……」的なバカの開き直り的な態度が見えるようで萎える。これもある種の「気分」なのだと思うけれども……。批評とかどうでも良いですね、っていう気持ちを新たにした。

Tさんから薦められていた『サイバネティックス』に手を付ける。大澤真幸が解説を書いていて、得意の逆説論法を炸裂させているのだが、やはりプロは違う、と思った。切れている。とくに解説にはなってないのだが。

読了。