sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2021年4月4日、あるいは無地のソックス

 起床

7時半。朝から喉が痛いのは、昨日布団を干してそこに花粉が付着していたからか?

朝食後、筋トレ。腹筋。

3人で買い物へ。ずっと探していた厚手の靴下にようやく巡り合う。

こういうので良いんだよ! っていうのが全然売ってない(これはOshman'sで買った)。ブランドのマークが入ってない無地のソックスがいつでも買えるようになって欲しい!

3だいの機関車 (新・汽車のえほん)

3だいの機関車 (新・汽車のえほん)

 
機関車トーマス (ミニ新装版 汽車のえほん)

機関車トーマス (ミニ新装版 汽車のえほん)

 

良い絵本を見つけたので買う。昼食はパスタ。義実家に持って行くワインも調達。自分が飲むワインも買ったので冷蔵庫がワインだらけになってしまった。

帰宅して「サンソン」。

 
 
 
 
 
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段ボール工作。

 
 
 
 
 
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聴けてなかったレコードも聴く。このマルグリット・ロンの演奏には驚いた。

f:id:Geheimagent:20210404160945j:image

ネットで買っていたカヴァを開ける。ロゼ。加糖していないのでかなりスッキリしている。

 
 
 
 
 
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微妙な体調不良で夕方から少しツラい。Hから風邪をうつされたっぽい。

「Tokyo Moon」、「Barakan Beat」、ヱビス。夕食後にエスプレッソ。

ストレッチ後、風呂。Hが最近観ている『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』を風呂で一緒に観る。まったくよくわからないのだが、和泉元彌の怪演がスゴい。パルテノン多摩で撮影しているので、Hに「ここ行ったことあるよ」と自慢した。

風邪っぽいので葛根湯を飲んで寝る。

2021年4月3日、あるいはトーマス

起床

7時。Hに「Zガンダム」を見せながら朝ごはんをつくる。食後、エスプレッソ。

Hの上履きを洗い、筋トレ。肩、上腕三頭筋、腹筋。

掃除。さらに昨日Hに破壊されたタオルかけを修理する。石膏ボードにはアンカーを打たないといけないことを学んだ。そのほかの壊れたものを直したり。Hの部屋にIKEAで買っていたボードを設置したり。途中ハンマーで指を打つ。

f:id:Geheimagent:20210403100644j:image

トーマスの映画を観にふたりでおでかけ。

 
 
 
 
 
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水筒を買ったり、靴を買ったりする。ランチはウェンディーズウェンディーズバーガーUSAダブル、という厚いハンバーグが2枚入ったやつにしたら顎が疲れるぐらいだった。たんぱく質は60gぐらい。ふつうに肉1枚のやつで1食の目標たんぱく質(30g)をクリアできる。

 
 
 
 
 
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映画館ではついでに『シンエヴァ』のパンフも買う。

帰宅してヱビス

 
 
 
 
 
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先週買ったレコードを聴いていく。リパッティによるショパンの《船歌》、通俗的な名曲のひとつにこれだけ心動かされるとは。丁寧に、なめらかに奏でられる音楽には衒いがない。このすごさを理解するには、耳の方から近寄っていく必要があるだろう。

夕方、公園へ。ひさびさにスケボーをしたら乗ってなかったうちに上手くなっていた。オーリーがかすかにできるようになっている。ただし、左足首痛がプッシュで再発。サポーターをしてくれば良かった。

帰宅して白ワイン。昨日よりも酸が落ち着いて美味い。

シン・ゴジラ』を観はじめる。家で観るのは初めて。やはり劇場より分析的な見方ができる。

食後にエスプレッソ。ストレッチ。風呂。

なんとか寝かしつけから復帰。『式日』を観はじめる。

庵野秀明式日』 

式日

式日

  • 発売日: 2020/07/14
  • メディア: Prime Video
 

 『シン・ゴジラ』以外では初めて庵野秀明の実写作品を観る。冒頭からレンズによる空間の歪みが強く出ていて、それが現実を切り取っている印象を強める。宇部の風景もなんかすごい。ゴダールホドロフスキー押井守といった固有名詞を彷彿とさせながら、ダル面白い驚異的な映画。編集によって生み出されるリズムが作家性だったのだな、と思い知らされる。映画的な映画。なにより藤谷文子が素晴らしすぎる。ここ15年ほどに登場した数々のハーフ・クォーター女優のアーキタイプのようだ。

2021年4月2日、あるいは小渕

起床

6時。筋トレ。背中、腹筋。

Gary Bartz Ali Shaheed Muhammad Adrian Younge / Gary Bartz JID006 

Gary Bartz JID006

Gary Bartz JID006

  • 発売日: 2021/04/02
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 Jazz Is Deadシリーズ第6弾。過去イチのダークな雰囲気かも。夜っぽさ。エロい。

インプット。同僚と経済指標を見ながら雑談。平成の経済史における小渕恵三の重要性を確認した(公共事業拡大し、デフレ脱却をやろうとしてたのに急死……呪いだ)。

何度か回復の兆しはあったのに、交通事故のような出来事で挫折する日本経済。

今読んでいる本にアメリカにおける所得階層ごとの平均余命に大きな差がでている(金持ちほど長生き)というデータがでていて、日本でもどうなのだろう?と思って調べたら、厚生労働省「平成27年市区町村別生命表」を作成していた(平成27年は2015年)。日本でも男性のところを見ると、平均寿命トップの横浜市青葉区(83.3歳)とワーストの大阪市西成区(73.5歳)を比べると10歳近い平均寿命の差がある。このわかりやすい結果よ。富裕層が多い町と日雇い労働者の町における如実な差! 2000年のデータと比べてみると青葉区は80.3歳、西成区は71.5歳と約9歳の差となる。これもまた格差の広がりなのだろう。

 
 
 
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10km。走っている途中にめちゃくちゃトイレにいきたくなって3kmぐらい「あそこにいけば、あそこにいけばトイレがあるはず……」と頭のなかがトイレでいっぱいになっていた。西田幾多郎的にいえば、そのときわたしはトイレになっていた。

夕方、ヱビス

gazoo.com

アメリカの自動車産業に関する記述を読んでいて「そもそもアメリカでアメ車って売れてるのか?」と思ったら、新車販売ランキングのラインナップとは日本とはまったく違いすぎて驚いた。ピックアップトラックばっかりである。というかアメ車で売れてるのはピックアップトラックしかない。それ以外は全部日本車。もっとも売れているセダンがトヨタのカムリというのも面白い。たしか広島の個人タクシーで乗った記憶があるが、静粛性が素晴らしくたしかに良い車だ。このラインナップに日産車がないのは、デザイン的にも「ない」ということなのだろう。たしか北米向けに大型SUVを出しているとか、出す、とかディーラーから聞いたことがあるが……。

f:id:Geheimagent:20210402190108j:image

夕食とともにネットで買った白ワイン。普通に美味しいが、白ワインに対しては極端にリテラシー、ヴォキャブラリーがなくなる。

締めにハイボール。ストレッチ。

寝かしつけでそのまま朝まで寝る。

2021年4月1日、あるいは内向き

 起床

6時ごろ。筋トレ。胸、上腕二頭筋。スローに攻めていくのもこれで3周目。どうすれば可動域をギリギリまで使えば良いかがわかってくる。胸がかなり伸びるようなプッシュアップ。

ACTIVE WINNER プッシュアップバー
 

自宅で筋トレするなら絶対プッシュアップバーは買っておいた方が良い。

7時ごろHが起きてくる。「Hは今日から年少さんです」と言いながらリビングに入ってきた。

こないだ仕事でシャツを着てから家でもシャツを着るのは良いかも、と思って着てみる。オーダーで作ったシャツがやや窮屈になりはじめている。

また慢性的な足首痛がでてきたので、今日は休息日、と朝の時点で心に決める。

昼前に回復を高めるための散歩へ。途中で昼食。チキン南蛮に半ラーメンという暴挙に出る。帰りにコーヒー豆を買う。いつものドリップ用と、エスプレッソ用に。

Twitterである人が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のTシャツを着ているのを見て、自分にとって本当に面白いと思った初めての映画がこのシリーズだったかもしれない、と思い出す。教えてくれたのは、小中のクラスメイトだったSとSだ(片方のSは高校まで一緒だった)。すでに日記にも書いたかもしれないが、いずれも自分の趣味・趣向に多大な影響を与えながら、いまは連絡がとれない同級生たち。『ジョジョ』も高校は別だったほうのSの家にあったコミックスで大半は読んだ。エヴァを教えてくれたのは、高校も一緒だったほうのS。そもそも彼らだけでなく、小中の同級生と全く断絶してしまっているのだが、自分の原点とも呼べる風景を形作った人々と(家族以外は)コミュニケーションもとれず、ほぼ忘却されていることが、精神分析上なにかの要因になっている……ような気もするし、特別な不便もないからなにも問題ない……ような気もする。

sekibang.hatenadiary.com

 読了。

 次。

監督不行届 (FEEL COMICS)

監督不行届 (FEEL COMICS)

 

 読了。

夕方からヱビス。夕食とともに麦焼酎。食後に買ってきた豆でエスプレッソ。やはりちゃんと深煎りの豆で作ると美味い。これだ、これ、となる。マキネッタ用に豆を挽いてもらったのも良かったのかもしれない。

ストレッチ。朝腹筋を入れるのを忘れてたのでそれもやる。

風呂。

Hが寝た後、気絶しかかりながら読書。

気分がまた内向きになっているせいか、インスタでフォローしているアカウントの整理を進める。

東浩紀 『ゲンロン戦記:「知の観客」をつくる』

 

株式会社ゲンロンの10年を語る社史でありながら、語り手自身の変化が併走していく。わたしは『観光客の哲学』以来、ゆるく動向をウォッチしている程度のライトな読者、ぐらいの自覚でいるけれど、本書で語られる経営者・ビジネスマンとしての変化は、彼の思想とも密接に絡んでいることが理解できる。「友でも敵でもない関係性から社会の結び目を新たに構築していく」という『観光客の哲学』での主張は、「反スケール(つまり普通の資本主義的営利企業のようにビジネスを大きくしていくことを目指さない)」という経営思想と共鳴、あるいは肉付けされるように読める。

個人的にはこの「反スケール」という呼び方よりも「非スケール」という呼び方のほうがしっくりくるのだが(「反」では、ビジネスの成長そのものを否定するようだから)、インターネットを利用しながら、バズったり、大量に消費されたりするようなものを目指すのではなく「なんとかやっていける規模を継続していく」というあり方は(インターネットの世界外ではなにも珍しくないのだけれど)新鮮に映る。エコロジー思想的なサステイナブルがどうのこうの、という話と近しいようで、ちょっと違う。小規模な農家のひとが、なんとかやっていっている感じ。それはバズったりして儲けている人からしたらあまりにも小さな仕事、つまらない生き方に見えるのかもしれないが、それらの人たちがなんとかやっていくこと、それ自体が、それで良いじゃないか。信者を囲い込んで儲けるのではなく、インターネットで、あるいは批評や哲学で、普通に暮らすための経済組織 = ゲンロン、のように読めた。

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sekibang.hatenadiary.com

 

 

2021年3月31日、あるいは黄砂?

 起床

夢でBUCK-TICK主催のフェスにいた。ジザメリのカヴァーをやっていて胸が熱くなった。おそらくそんな実績はないだろう。あのBUCK-TICKサウンドでちゃんとジザメリ、しかも○周年記念のイベントらしく、櫻井敦司の髪が逆立っていた。

筋トレ。腹筋。

幼稚園へ。車の上に花粉(黄砂?)が降り積もっていた。

今日も作業。

 
 
 
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10km走る。今月100kmを達成。

 
 
 
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レコードを聴きながら午後も作業。本棚を見直しながら自分にとって紙で必要な書籍とはなんなのかを深く考える。人文系の研究書はもう「使いそうなもの」はPDF化でいいや、という割り切りができた。

夕方、幼稚園へ。黄砂らしきもので風景のかすみがすごい。同級生と比べたときのHの大きさに気づく。

帰宅してヱビス。夕食とともに赤ワイン。さらにエスプレッソ。

ストレッチ。風呂。

jakegai-wine.com

こないだ読んだ本でブクマしておいたワインを注文してみる。

本は裁断してスキャンしてしまう、と割り切った気持ちになっているので、どんどん本にボールペンで書き込みをするようになっている。そんななか中公新書の紙は、今使っているボールペンとの相性がめちゃくちゃ良いことに気づいた。ユニボールシグノの0.28ミリ。傍聴ライターのTさんが強く推していたので使っているペン。

2021年3月30日、あるいはA面化する世界

起床

6時。筋トレ。肩、上腕三頭筋。朝でも汗ばむような気温になってきた。

char-blog.hatenadiary.org

昨日読みかけていた富野由悠季庵野秀明らと『逆襲のシャア』について対談している記事を読む。富野、庵野、宮崎ならやはり富野を支持したい。近代文学をSFで、アニメでやろうとした人なのだな、という思いがする。

聞き逃し配信で「メロウな夜」。昨晩の夢のなかにでてきた松尾潔さんとは「魅せられて」のカヴァーについてお話しさせていただいていた。「あのイントロをいじらないのが素晴らしい。まるでクリーンナップはいじらない、って感じで」とお伝えすると喜んでいらっしゃった。イメージどおりの(夢のなかだから当たり前なのだが)ナイスガイで、外はものすごい嵐でなかなか帰れず、タクシーもこないなか(どこか学校のようなところで授業のようなことをしていた)談笑している。「こんな天気だから一泊したいところなんですが、家に帰って子供の相手をしなきゃいけないんです」と言って車を待っていた。

 
 
 
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10km。今日で今月90km。月の半ばから走り始めたが、なんとか月間100kmいきそう。 徐々に体重も減少傾向がでてきた(日によって減ったり増えたりしているので傾向でみていくのがいいのだろう)。しかし、毎日同じようなことを繰り返すのがなんて得意なのだろう、と思う。刑務所にいったら立派な模範囚になれそうだ。 

生活者発想塾

生活者発想塾

 

 読了。一瞬で読了。

 次。

Twitterにメモしておいたことを少し書きまとめておく。Tさんとのやりとりのなかで思いついたこと)

 「隠れる余地のない平常点管理社会」。たとえば陰口などを言う場すらも許されない社会、あるいは本音と建前が一体化し「本音で言えば……」が許されない社会、清濁併せ呑むことが許されなくなり清だけが純化する社会、そのような社会を「世界のA面化」と呼んでみたい。世界的なヴァイナル・ブームとシンクロさせて。B面へとひっくり返すことが許されないのではないではなく、B面の存在そのものが否認された世界へと意識の高い人が向かっている。しかし、格差の問題がある。B面的なものを抱えざるをえない人々(貧しい人々)は、ストロングゼロによって現実を歪曲しながら生存しようとする。A面化とスト(ロング)ゼロ(による世界の歪曲)化は、表裏一体というか、本当は同じものだ。B面の否認も世界の歪曲にほかならないからだ。このほかにも公文書の改竄や陰謀論、政権によるあらゆる批判の無視、ニュースは世界の歪曲に満ち満ちてしまっている。その根本問題として貧しさがある。経済的にも、心理的にも貧しい荒廃した風景のなかで(心理的な貧しさも結局は経済的な貧しさに起因するのだろう。貧しくても心は綺麗、はありえるかもしれないが、貧しくても心が豊か、はありえないのではないか)清濁の濁を飲み込む余裕がなくなっている。そうであるがゆえに純化された、単純なものを希求するのだ。

夕方からヱビス。夕食とともに赤ワイン。

ストレッチ。風呂。

sekibang.hatenadiary.com

 読了。

美学への招待 増補版 (中公新書)

美学への招待 増補版 (中公新書)

 

 次。

美学辞典

美学辞典

 

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