sekibang 3.0

文化的消費活動の日記

2022年6月10日、あるいは疾風怒濤

4時半に起きる。ややこしい夢を見たが起きた瞬間に内容を忘れた。筋トレ、肩、腹筋、下半身。

Nightly News(6月8日分)。テキサスの銃撃事件で撃たれたクラスメートの血を塗って死んだふりをして生き延びた少女が議会で証言している。中絶権否定や銃規制の緩和に肯定的だった最高裁判事の家に侵入し、最高裁判事を殺そうとした男が逮捕されていた。特集コーナーでは2型糖尿病に対する食事療法について言及されている。アメリカでは3000万人の2型糖尿病患者がいるらしい。さすがアメリカ、と思ったが人口比で考えると日本もかなり糖尿病が多い(日本には1000万人ぐらいいるらしい)。

6時半ごろHが起きてくる。音楽を聞いているあいだに英語単語の復習をやる。

幼稚園へHを送っていき、仕事。

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読了。

5km走る。山攻め。

こないだSNSでコーヒー豆の専門店の人が「円安が進むと日本に良い豆が入ってこなくなって〜」と嘆いていたみたいな投稿を見てから、国が貧しくなる、ということはどういうことなのかを時折考えている。別に良い豆が日本に入ってこなくなることは問題ではない。もちろん寂しいことだけれども、他国の購買力が上がり、コーヒー豆の市場価格が上がることはコーヒー農家にとっては良いことであろうし、日本に入ってこなくなるだけでだれかが飲んでいる、いま日本人の誰かが飲んでいるコーヒーをほかの国のだれかが飲んでいることになるだけだ。言ってしまえば、美味しいコーヒーを飲む必然性みたいなものってなにひとつない。そう切り詰めていくと貧しさに順応していくことも可能に思えてくる。ネスカフェゴールドブレンドをやめて、AGFのマキシムにする……とかもそのひとつだろう。どんどん貧しくなっていくこと。これはなかなか想像できないが、もう腹をくくるしかないんじゃないの、って思う。できる限り、流れに抗いたいけれど、自分の家族だけはなんとか守る。そこをひとつの責任のポイントとして捉える。

社会に対する不信が高まってきている。

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読了。

こちらに手を付ける。表紙と「ジャック・ラカン的生き方のススメ」という惹句に敬遠してた。しかし、著者がまだ20代でこれを書いていたとは驚き。

ワイチャイ [ROCD-0005]

ワイチャイ [ROCD-0005]

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夕方に前野健太の最新作が届いていたので早速聴く。素晴らしい歌謡曲的な世界。現代の日本において生きた歌を歌える数少ないミュージシャンだ。