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文化的消費活動の日記

森元斎 『アナキズム入門』

超おもしろい! 新書の歴史(そういうものがあればだが)のなかでも間違いなく最強にグルーヴィーでくだけた日本語でつづられた一冊だろう。プルードンバクーニンクロポトキン、ルクリュ、マフノといった活動家・思想家の言行を当時の時代背景の解説も含めて追いかけ、ひたらすら権力がいらない社会、相互扶助の精神で成り立つアナキズムを語っている。歴史の教科書に記述されたさまざまな革命が、単なる権力争奪戦になってしまう、そうした歴史を見せつけられるようでもあるだが、そうだよ、アナキズムだよ! っていうか、「あ、いまの気分ってアナキズムなんじゃん!」という気づきをもらえる。もう、アナキズムしかない。もう、革命しかない!

本書は、VIDEOTAPEMUSICの『Revisit』で存在を知った。

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